保険診療

赤ちゃんの虫歯予防

赤ちゃんのイラスト

産まれてくる赤ちゃんの虫歯予防のために
お口の健康チェックと歯のクリーニングを始めましょう!!

虫歯の原因菌 ミュータンス菌の母子感染

赤ちゃんへの虫歯菌の感染を予防しましょう

虫歯の原因となるミュータンス菌は、産まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。
やがて、お母さんや周りの人の口の中にいたミュータンス菌がやってきます。

ミュータンス菌が移る原因には、

  • ストロー
  • 大人が使った箸やスプーンで食べさせる
  • キス

など様々な原因があります。

歯が生えてこないうちはミュータンス菌は住みつきません

歯が生えてこないうちはミュータンス菌は住みつきません。

歯が生えてきたらミュータンス菌がさっそく住みつきます

歯が生えてきたらミュータンス菌がさっそく住みつきます。
※生後6ヶ月~3歳までが、最も感染しやすい時期です。

赤ちゃんへの虫歯菌の感染を予防しましょう

お子様と一緒に生活する上で、ミュータンス菌の感染を完全に防ぐことは難しいです。
まずは赤ちゃんのそばにいる周囲のひとたちが、お口の中を清潔に保ちミュータンス菌を減らすことからはじめましょう。

特に、お母さんのお口の健康が何より大切です。
最もお子様の虫歯予防に効果があり理想的なのは、妊娠期のお母さんの口腔ケアからお子様の虫歯予防をスタートさせること。

妊娠中のお母さんは体の状態が大きく変化しており、虫歯菌が繁殖しやすくなっています。妊娠中は検査を受けるのも大変かもしれませんが、産まれてくるお子様のためにも定期的にお口の検査とていねいなケアを心がけてください。

お子様への感染の時期が遅いほど、お子様の虫歯予防につながります。一緒に予防を頑張っていきましょう!

赤ちゃんへの虫歯菌の感染を予防しましょう

虫歯治療

一般歯科とは

一般歯科とは、虫歯の治療や歯の欠損部を補う治療、歯周病の予防や歯槽膿漏の治療などをさします。

当院では患者さまの歯の健康状態や治療方針を丁寧にカウンセリングし、説明・同意を得たうえで治療を進めていきます。

外科用の器具(電動麻酔器など)も当院が最良と考えるものを用意して、痛みの少ない間違いのない治療を徹底しています。

一般歯科

虫歯について

1

1. 食べものの残りカスの中にある糖分を虫歯菌が分解し、ネバネバ成分を放出。

2

2. ネバネバ成分を足がかりに他の細菌も歯にくっついていきます。これがプラーク(歯垢)です。

3

3. プラークの中の虫歯菌は、“糖質”を分解して酸を作り出します。この酸がエナメル質を溶かして虫歯になります。

C0(要観察歯)

(要観察歯)C0

初期虫歯とも呼ばれます。歯の表面が白くにごってくすんで見える状態です。まだ元の健康な歯に戻る可能性がありますが、放っておくと虫歯に進行してしまいます。
歯に穴は開いておらず、痛みなどの症状はありません。

C1

C1

歯の表面をおおっているエナメル質が脱灰(歯が溶ける)している状態です。痛みはあまり感じませんが、歯の表面が白くにごっていたり、穴の開いた部分が茶色または黒色に変色します。

C2

C2

象牙質の層にまで進んで穴があいている中等度の虫歯です。冷たいものを食べたり飲んだりすると歯がしみます。
この段階まで進行した虫歯は一気に進行が広がるので注意が必要です。

C3

C3

虫歯が大きな穴になって象牙質のすべてにおよび、歯髄(神経)まで達した虫歯です。炎症を起こしたりすると、とてもはげしい痛みをともないます。状態によっては治療期間も長引きます。

C4

C4

歯がくずれて根っこだけが残ってしまった状態です。このままにしておくと歯髄が腐敗してしまい、炎症がまわりに広がっていきます。

歯周病治療

歯周病とは

歯周病は、歯を支えている周りの組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨)が歯周病菌によって破壊されていく感染症で治療をせずに放っておくと歯が揺れて噛めなくなり、最後には抜けてしまうこともあるこわい病気です。

30歳以上の多くの方々がかかっており、歯を失う原因の約半数が歯周病と言われています。

歯肉(歯ぐき)と歯の間にはポケットという1mmくらいのすき間があり、歯磨きを怠るとこのポケットにプラークが溜まります。

溜まったプラークが歯石を作り、すき間を押し広げていきます。これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。歯肉の炎症を放置しておくと症状はますます悪化し最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病は虫歯と違い、痛みなどの自覚症状が出にくく、気が付かないうちに手遅れになってしまうことも少なくありません。早期発見のためにも定期的な検診が大切です。

歯周病治療

歯周病の原因

歯周病(歯槽膿漏)の大きな原因は、食べカスを栄養源とする細菌です。
清掃不良部位の細菌の増殖によるものがほとんどで、一度歯周ポケットを形成するとブラッシングのみでは除去できません。

空気を嫌うこの細菌は歯の根の方向に深く進もうとする傾向があります。
こうして歯を支える健康な繊維や骨を破壊していきます。

歯周病の原因

歯周病の進行

歯周病の進行は非常に遅いため、普段の口腔内の変化ではなかなか気がつきません。気づかないうちに歯周病は進行し、多くの人が歯槽骨が吸収して歯が動くのを感じてから初めて症状を自覚します。

さらに歯周病は口腔内だけではなく、全身にも影響を及ぼすことが最近分かってきました。歯周病菌そのものは強い病原性を持っているわけではありませんが、菌が歯周炎を起こした歯肉から血液に入りやすい状態になり、全身疾患の原因になる場合があるのです。

歯ぐきがはれ、出血する

進行度1

歯ぐきがはれ、出血する
歯肉(歯ぐき)が赤く腫れ、歯を磨いたり食事をした際に出血することもあります。

口臭を感じるようになる

進行度2

口臭を感じるようになる
歯肉の炎症はさらに進み、赤みが増し腫れぼったくなります。
歯周ポケット(歯肉と歯の間のすき間)が広くなり、出血したり膿が出てくることがあります。

歯がぐらついてくる

進行度3

歯がぐらついてくる
歯肉の炎症はますます進み、赤くブヨブヨとした歯肉になります。
歯周ポケットでの炎症により歯根膜、歯槽骨が先端部から溶けてきます。

硬いものが食べられなくなる

進行度4

硬いものが食べられなくなる
歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまい、歯根が露出します。歯のぐらつきがひどくなり、硬いものは食べられなくなってきます。

歯周病の治療法

プラークコントロール

歯周病予防、治療ともに基本となるのがプラークコントロールです。
プラークコントロールとは歯周病の原因である歯垢(プラーク)の増殖を抑えることに重点を置いた予防、治療法で、正しい歯磨きの仕方や歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用してプラークコントロールをすることが歯周病予防、治療の基本です。

スケーリング&ルートプレーニング

歯垢(プラーク)は時間が経てば歯磨きでは取り除けない歯石になり、歯石は歯周病菌の格好の棲家となるため、早めに取り除くことが大切です。
歯石・歯垢(プラーク)を除去し、再び付着しづらくする治療法がスケーリング&ルートプレーニングで、歯磨きでは取り除けない歯石はもちろん、取り除けていない歯垢(プラーク)を歯医者で除去することによって炎症が収まっていき、歯周ポケットの深さも浅くなりますので、歯周病の進行を抑え、症状の改善が期待できます。

歯周外科治療

歯周外科治療の説明はただいま準備中です。準備ができ次第の掲載となりますので、今しばらくお待ちください。

詰め物や被せ物の修正治療

詰め物や被せ物の不適合があると、歯垢(プラーク)が付着しやすく、歯磨きで除去することが難しくなるため、詰め物や被せ物が合っているかを確認し、合っていなければ修正する治療が行われます。

詰め物や被せ物が適合するようになるだけで歯垢(プラーク)が付着しづらくなり、付着した歯垢(プラーク)を取り除きやすくなるため、歯周病の進行を抑え、症状の改善が期待できます。

生活習慣の改善

病気、睡眠不足、ストレスを感じているときなど抵抗力が落ちているときは歯周病菌に感染しやすくなります。十分な睡眠、適度な運動、ストレス解消は歯周病を治療していくうえで不可欠です。
また、歯周病と関係の深い糖尿病にならないような食事に加え、よく噛んで食べるなど、食生活を見直すことも必要です。

エアーフロー

歯周ポケットを細かいパウダーで掃除する機械です。普段のお手入れでは届きにくい歯ぐきの奥の汚れを取り除けます。

歯周病が気になる方は一度ご相談ください。

エアーフロー

親知らずの抜歯

親知らずについて

親知らずが引き起こす影響

親知らずが身体や口腔内に悪影響を出すのは、「水平埋伏智歯」と呼ばれる親知らずが真横を向いて埋まっているときです。

真横に向かって生えている親知らずは、隣の歯をグイグイと押すため、(その状態が長引くと)顎関節症など顎の痛みの原因になる他、他の歯の歯並びが悪くなる可能性がアップ。

また、斜めを向いて親知らずの先端が少しだけ顔を出した「半埋伏」の場合などは、隣の歯に接触している部分に汚れがたまりやすく清掃も困難なため、高確率で虫歯になってしまいます。

その場合は、隣の7番目の歯の隣接面も虫歯になる可能性が高いので注意が必要です。

親知らずが引き起こす影響

親知らずは抜歯が必要?

親知らずの生え方が悪いと、歯磨きが難しく将来的に虫歯や歯周病になってしまう可能性が非常に高くなります。また、正常な歯も虫歯にしてしまう可能性があるので、その前に抜歯をおすすめしています。

親知らずが骨の中に完全に埋まっている場合も、腫瘍や嚢胞(のうほう)の原因となってしまったり、親知らずが生えてくることによって歯並びが悪くなってしまうこともあります。

親知らずが少し出ている場合

歯磨きが届きにくく、親知らずや隣の歯が虫歯になりやすくなります。
化膿すると痛みや口臭の原因にもなります。

親知らずが少し出ている場合

親知らずが歯茎の中に埋没している場合

歯ぐきの中に埋まっている親知らずが、隣の歯を押して痛みや炎症を引き起こしたりすることがあります。

親知らずが歯茎の中に埋没している場合

小児歯科

小児歯科とは

お子様が生涯健康な歯を維持していくためには、子どもの頃からの予防が大切です。

小児歯科は、虫歯の早期発見・早期治療はもちろん、大切なお子様の歯の健康を守る役割があります。

当院では虫歯が1本もないときからでも通っていただき、親御さんと一緒に健康的で丈夫な歯を育てていくサポートをしたいと考えています。

小児歯科

子どもの歯磨き

保護者磨き

歯が生えてきたら歯磨きのスタートです。まず赤ちゃんが歯ブラシに慣れるようにします。

歯ブラシを鉛筆の持ち方で握り、赤ちゃんの頭をお母さんの膝にのせて、寝かせた形で磨きます。
また、虫歯になりやすい奥歯の噛み合わせ4ヶ所と上の前歯は特に注意して磨きます。

歯ブラシの毛先を歯にきちんとあて、軽い力で小きざみに動かして磨きます。
手の力を抜いて優しく1本ずつ磨きましょう。この時、上の前歯の近くにあるひだ(上唇小帯)を強くこすらないように気をつけて。

保護者磨き

仕上げ磨き

お子様が上手に磨けるようになるまでは「仕上げ磨き」を推奨しております。

特に3歳半からは乳歯が生えそろったり、顎が大きくなって歯と歯の間にすき間ができたり、口の中の変化の激しい大切な時期です。

生えはじめの背の低い奥歯や生え変わりの歯並びが凸凹している部分などは、歯ブラシが届きにくいので、歯ブラシを口のななめ横から入れ細かく動かすなどの工夫をして丁寧に磨くように心がけましょう。

仕上げ磨き

点検磨き

小学1~2年生頃になると、永久歯が生えてきます。永久歯はこれから一生使用するとても大切な歯です。
子どもが磨いた後には、不充分なところを磨いてあげるようにしましょう。

特に歯面は、3つに分けて考え、中央部は毛先全面を使って磨き、左右の隣接面は歯ブラシの脇で磨きましょう。
また、生えたての奥歯(6歳臼歯)は、やわらかく酸に弱いだけでなく、背も低いので、丁寧に磨きましょう。

点検磨き

子どもの歯を守るためには・・・

シーラント

歯を削ることなく予防できるシーラント。
奥歯の噛む面には溝があります。ここは汚れが溜まりやすく、歯磨きがしにくいので虫歯になりやすい個所です。この奥歯にシールをして虫歯を予防する方法がシーラントです。

シーラントは歯を削ることがないので痛みはありません。ただし、このシールは剥がれることもありますので、定期的に検診をする必要があります。また、シーラントを行ったからといって、必ずしも虫歯にならない訳ではありません。

シーラント

フッ素

虫歯に強い歯をつくるフッ素。
フッ素は歯を強くする成分で、抵抗力の弱い乳歯などを虫歯から守る薬剤です。初期の虫歯を修復する効果や歯垢の中にある虫歯菌の働きも抑える効果もありますので、幼児期の虫歯予防には効果的です。

市場には「フッ素入り歯磨き粉」・「フッ素のうがい薬」などがありますが、歯医者による歯面へ直接のフッ素塗布がより効果的です。

フッ素
定期的な唾液検査

口臭予防

口臭予防の3つの原因

原因1 舌苔(舌の汚れ)

舌苔とは、食べカスや粘膜細胞の死骸、血液成分(白血球など)がたまったもの。
これらが細菌により分解されると、揮発性のイオン化合物が発生します。

舌苔(舌の汚れ)

原因2 唾液不足

唾液量が正常かどうか、その場で検査できます。
気になる方は、お気軽にお声がけください。

緊張・ストレスを感じている時や起床時は唾液の分泌が悪くなって口臭が発生します。

唾液不足

原因3 歯垢(プラーク)

歯垢が歯の表面にくっつくと臭いが発生します。
放おっておくと歯周病を悪化させ、さらなる口臭を呼びます。

歯垢(プラーク)

訪問歯科

訪問歯科について

当院では地域の皆様のお口の健康をお守りするため訪問歯科に取り組んでいます。寝たきりの高齢者の方や、歯科医院への通院が困難な方を対象に、ご自宅・病院・施設へ伺って治療します。

診療に関しては、治療前に患者さんに内容をご説明し、しっかりご納得いただいてから取り組んでいます。何でもお気軽に聞いてください。

訪問歯科について

治療内容と治療費用について

ほぼ歯科医院に通院する場合と同じ治療が受けられる他、口腔ケアや摂食嚥下障害のリハビリテーションも行っております。

また治療の費用に関しても、一般の医療保険の自己負担と同じ取扱いです。交通費、お礼などは一切必要ありません。

治療内容と治療費用について

入れ歯(義歯)

入れ歯(義歯)治療とは

せっかく入れ歯を入れても、かみ合わせが合わないと食べ物がきちんと噛めないばかりか、肩こりや頭痛に悩まされることもあります。また、入れ歯がフィットしないと、すぐ取れてしまったり歯茎が痛むなど様々な問題も引き起こしてしまいます。
現在入れ歯を検討している、もしくはすでに利用しているが自分に合っていないようだ・・・などお悩みでしたら、まずはお気軽にご相談ください。

入れ歯(義歯)治療とは

総入れ歯と部分入れ歯

総入れ歯 (総義歯)

大部分の歯が失われた場合に用いるタイプです。総入れ歯は吸盤のように口の中で密着する入れ歯です。

「総入れ歯には違和感がある」というイメージをお持ちの方もいますが、現在の総入れ歯は大変精巧になっていて違和感なく噛むことができ、食事も問題なく楽しめます。

総入れ歯 (総義歯)

部分入れ歯 (部分義歯)

失われた歯の周囲に支えとなる歯がない場合や、ブリッジ治療を避けたい場合に用います。上下ともに健康な歯が一本でも残っていることが条件となります。

取り外し式の部分入れ歯を歯肉の上に直接置き、周囲の歯にクラスプ(金属のバネ)で固定して噛めるようにします。

部分入れ歯 (部分義歯)

入れ歯(義歯)の種類

金属床義歯

入れ歯の床の部分が金属でできた総入れ歯です。

プラスチックの物に比べ床を薄くできるので、熱が伝わりやすい他、丈夫さや薄さを限りなく追及し、自然に近い装着感や快適感を得ることが可能です。

金属床義歯

ノンクラスプ義歯

入れ歯には必ず付いていたバネ(クラスプ)を取り除いたものです。

金具を使用しないため一見入れ歯を装着しているかどうかわからないほど天然歯に上手く溶け込みます。金属アレルギーの方でも問題なく付けることが可能です。

自然で美しい仕上がりをご希望の方には、ノンクラスプデンチャーをおすすめします。

ノンクラスプ義歯

レジン床義歯 – 保険適応 –

保険で適応できる総入れ歯です。

材質がプラスチックなので分厚く、口の中で熱が伝わりづらいなどの難点はあります。噛むという入れ歯の基本的な機能については変わりません。

レジン床義歯